I · The Second Book
設計書を作り回す手順示式
In One Line示式は──設計書作成手順。原則・十項・工程・検・停止は不変。更新対象は事例のみ。
示式は固定構造である。原則・十項・工程・検・停止は不変。更新対象は事例のみ。昇格を経た注記でのみ手順に反映する。
示式は廿式に従属する。廿式の語を再定義しない。検・録は示式の局所語である。
対象は応を持つ全計画──行事・開発・旅程・調査・その他。分野知識は各設計書に入り、示式には入らない。本書の工程は設計書を作り回す工程。十項6の工程は応の工程。別物である。
II · Position
位置 — 廿式との対応
設計書=示。許を核として外部への指向を確定した文書。作成は中央側(思→鳴)を通り、文書化が示、実行が応。応は文書の外にある。
- 設計書=示。許を核として外部への指向を確定した文書。
- 実行者の交代は適応の差替であり変でない。核が不変なら出力は循に保たれる。
- 許の定め手の交代は衡変に相当。許は不変、縁から反復可。
- 応の途中の中断は衡停止に相当。構造実体は維持、再開可。
- 幅を割る中止は絶。同一設計書での再開なし。
- 器のみ=認(0 < 1)。実行・判定・差分が回って住(1)。
III · Principles — Fixed
原則(固定)
十の原則。幅・許を先に確定し、核と適応を分離し、全工程は判定を持つ。
- 幅・許を先に確定する。許の確定前に構成・工程を書かない(判定不能のため)。
- 核=仕事の性質、適応=実行者の性質。参照は核→適応の一方向のみ。逆参照は禁止。
- 全工程は判定を持つ。判定なき記述は手順でない。
- 差分は帰属先を定めて記録する。帰属先なき追記は差分でない(再現に働かない)。
- 思は未成形を許す(選別しない)。鳴で確定し、示以降は循のみを記す。
- 解釈・比喩・感情語を用いない。
- 出力が乱に落ちた場合、引き直しの反復でなく赦で戻す。許の再確認→工程修正→再実行。実行は住から。
- 実行者による許の無断補完・再解釈は禁止。思変と同型の矛盾を帰属の根に残し、継で消えない。発覚時は停止に従う。
- 周回中、許は不変。改定は次周回の鳴でのみ行い、更新日と共に記す。
- 応の判定は設計書の許に対して行う。設計書を参照しない実行は住でない。出力が偶然循に入っても再現でない。
IV · The Ten — Order Fixed
十項(設計書の構成要素・順序固定)
全項は省略不可。該当が無い項は「無し」と記す(未記載と区別する)。各項の分量は応の規模に比例させる。末尾に更新日を持つ。
1
目的
応の指定。何が実体化すれば成立か
2
幅
制約と外部前提の列挙。期日・予算・定員・資源。前提には破れた場合の帰結(赦の経路か絶か)を付す
3
許
合格条件。実行者によらず判定可能な文で記す。定め手を記す。複数条件は全必須か優先順を定める
4
範囲
扱う領域と扱わない領域の明示
5
構成
応に必要な要素の列
6
工程
応の工程列。各工程に入力・操作・出力・判定
7
担い
応の実行者と判定の担い手の割当。交換可能に保つ
8
適応
実行者別の補正。核から分離して置く。交代時は破棄可
9
差分
記録先と記録形式の指定。次周回が無い場合の帰属先(他設計書の思の素材・事例庫)も定める
10
継
次周回への遷移規則。昇格条件を含む
V · Process
工程(作成から周回まで)
設計書を作り回す七つの工程。思→鳴→示→検→応→録→継。継ₙ→認ₙ₊₁ で次周回へ降りる。
0
思
素材・要望・制約・前提を未成形のまま列挙する。判定:追加が尽きた、または定めた収集期限に達した
1
鳴
目的・幅・許を確定する。判定:許が判定可能な文で書け、定め手と優先順が定まっている
2
示
十項を満たす文書に固定する。判定:十項の充足(「無し」含む)
3
検
文書自体を検証する。判定:検の五条
4
応
実行者へ引き渡し、実体化する。判定:担いに記した判定の担い手が、設計書の許に対して合否を判定する。判定不能・前提破れは停止に従う
5
録
差分を指定先へ記録する。判定:帰属先の明記
6
継
昇格判定を行い、次周回へ遷移する。判定:継ₙ→認ₙ₊₁ の成立。次周回が無い場合は9差分の定めに従い帰属
VI · Verification
検(設計書の合格五条)
- 許が幅の内にある。幅外の合格条件は不成立。
- 許のみで合否が決まる。読み手の解釈を要しない。
- 複数の許に全必須か優先順が定まっている。衝突時に判定不能とならない。
- 核に実行者の性質が混入していない。
- 異なる実行者で出力が循に収まる。収まらぬ場合、核への依存漏れか許の判定不能。
※5は実施可能な場合の測定。実施不能時は1〜4で代替。
VII · Halt vs. Absence
停止(中断と中止)
中断
- 応の途中で許の判定不能・矛盾・無断補完が発覚した場合。
- 実行を止め、周回を切り、鳴へ戻す。
- 衡停止に相当。構造実体は維持、再開可。
中止
- 幅を割った場合は絶。
- 同一設計書での再開なし。
- 録は行い、差分は他の認の素材として残す。
前提破れ:帰結が赦の経路なら循へ戻して続行。幅外なら中止。
VIII · Update Rules
更新規則
- 原則・十項・工程・検・停止:固定。
- 事例:周回毎に追記。
- 昇格:同型の差分が複数周回で再現した場合のみ、手順の注記へ反映(継)。
- 単発の応の差分:事例庫に置き、他設計書の思で参照可。
- 適応:実行者交代時に差替・破棄可。核は不変。
IX · Universality
適用例(普遍性の確認)
中身は毎回異なる。問列は不変。探索型の応も、成果物を差分の収集と定めれば許を書ける。
| 項 | 誕生日会 | アプリ開発 | 旅行計画 | 調査 |
|---|---|---|---|---|
| 目的(応) | 当日の実施 | 動作するソフトウェア | 旅程の実行 | 候補比較表の提示 |
| 幅 | 日付・予算・会場定員 | 納期・予算・技術制約 | 日程・予算・体力 | 期限・調査費 |
| 前提の例 | 晴天(破れ→室内案=赦の経路) | 外部APIの継続(破れ→代替API=赦の経路) | 運行(破れ→迂回=赦の経路) | 資料の入手可否(破れ→範囲縮小) |
| 許 | 予算内・アレルギー対応・必須出席者の出席 | 受け入れテスト全件合格 | 必須訪問地の到達・一日移動時間の上限内 | 候補N件以上・各候補に判定材料が付く |
| 担い | 幹事・家族 | 開発者・AI | 未来の自分・同行者 | 調査者(人・AI) |
| 差分 | 次回への記録 | 障害・改善の記録 | 行程の記録 | 除外理由の記録 |
X · Self-Application
自己適用
示式は自身の十項を満たす。目的=設計書の再現的作成(応=各設計書)。幅=廿式との無矛盾。許=検の五条。範囲=応を持つ計画。廿式の語の再定義は扱わない。構成=本書の章。工程=本書の工程。担い=書き手(交換可能)。適応=無し。差分=事例。継=昇格規則。
幅を割る改定(廿式と矛盾する改定)は絶であり、本書は同一構造で再開しない。
XI · Composition
構成式
設計書 = 示(許を核とする)
核 → 適応(一方向参照)
周回 = 思 → 鳴 → 示 → 検 → 応 → 録 → 継ₙ → 認ₙ₊₁
中断 = 衡停止(維持・再開可) | 中止 = 絶(再開なし)
前提破れ → 赦の経路(幅内) | 絶(幅外)
書くのみ = 認(0 < 1)。回って 住(1)