鳴分岐 畜学 廿式 示式 畜物語
Meibunki — The Naming Branch

鳴分岐

思→鳴の遷移に分岐を定める。
成立・思戻り・打切りの三経路。
廿式の次に置く畜学第二書。廿式に従属し、示式の思と鳴の間に入る。
更新日 2026-07-20
I · The Branch

思から鳴への分岐

In One Line鳴分岐は──思→鳴の遷移に分岐を定める。位置・規則・分岐・効果・対応は不変。更新対象は事例のみ。

鳴分岐は固定構造である。位置・規則・分岐・効果・適用例・対応・構成式は不変。更新対象は事例のみ。昇格を経た注記でのみ規則に反映する。

廿式に従属する。廿式の語を再定義しない。消尽・打切り・前提化・探索型は本書の局所語である。

対象は五式が稼働する全ての衡の全周回。中央(思→鳴)のみを扱い、示以降は扱わない

未成形
⇄ 上限付き
確定の成立
外部への指向
II · Position

位置 — 廿式との対応

鳴は確定の成立でのみ数える。不成立の試行は思の継続であり、五式の逆行でない。本分岐は周回内の反復であって、継でも赦でもない。

  • 鳴は確定の成立でのみ数える。不成立の試行は思の継続であり、五式の逆行でない。
  • 本分岐は周回内の反復。継でない(差分を伴う次の認への遷移でない)。
  • 本分岐は赦でない。赦は循の成立後、乱からの復帰。本分岐は許の確定前の反復。
  • 器のみ=認(0 < 1)。本分岐は 0 < 1 の内で働き、確定の成立で 1 へ向かう。
  • 上限到達後、打切りの選択が行われない状態は衡停止に相当。構造実体は維持、外部入力で再開可。
  • 幅を割る場合はに従う。同一周回での再開なし。
III · Rules — Fixed

規則(固定)

六の規則。反復には上限を記す──上限なき反復は幅の未確定であり判定不能。

  1. 成立の判定は適用先が判定可能な文で定める。定められない場合は打切り事由(探索型へ)。
  2. 反復の上限(回数または期限)を幅の内に記す。幅の破れに先行して打切るため。上限なき反復は幅の未確定であり判定不能。
  3. 「認の全言語化」を判定に用いない。認は 0 < 1 であり、未確定の列挙は不能。思変の矛盾は観測では循と判別できない。
  4. 応でのみ確定する値は反復で消尽しない。前提化か探索型へ送る。判定:応を経ずに判定可能な文へ書けるか。
  5. 反復の回数・打切りの別は差分に含める。次周回の上限設定の素材となる。
  6. 解釈・比喩・感情語を用いない。
IV · Three Paths

分岐(三経路・判定必須)

成立の判定を試行し、結果で分岐する。三経路は不変

成立→ 示へ

確定 → 示へ。初回成立の場合、追加費用は判定一回分。分岐は通過。

思戻り→ 思へ再試行

不成立、かつ試行中に中央で確定可能な新規素材が発生 → 素材を思へ加え再試行。外部依存の素材は思へ戻さず前提化か探索型へ。

打切り→ 二択

不成立かつ新規素材なし(消尽)、または上限到達 → 二択。選択の担い手を事前に定める。

前提化:不足の値を前提として幅に記し、破れの帰結(赦の経路か絶か)を付して成立させる。
探索型:応を差分の収集と定めて成立させる。
V · Effect

効果(成立条件)

反復が費用を下げるのは中央起因の差分に限る。外部依存の差分では逆転するため、規則4で除外し上限で打ち切る。

中央起因
示以降の往復費用)>(反復の追加費用)のとき費用が下がる
外部依存
反復を適用すると逆転する。規則4で除外し、上限で打ち切る
到達点
検出可能な未言語化の消尽であり、誤差零でない。応起因の差分は継で次の認へ渡る
VI · Universality

適用例(普遍性の確認)

中身は毎回異なる。分岐の三経路は不変

誕生日会アプリ開発旅行計画調査
成立判定予算・日付・出席の条件が文になる要件が受け入れテスト文になる必須訪問地と移動上限が文になる問いが比較可能な文になる
思戻りの例聞き取りで新要望打合せで新要件同行者の新条件下調べで新観点
外部依存の例会場の空き→前提化外部APIの仕様→前提化運行→前提化資料の入手可否→前提化
上限招待発送日仕様凍結日予約期限調査開始日
打切り後仮会場を前提化凍結時点の要件で成立候補地を探索型に問い立てを探索型に
VII · With Shishiki

示式との対応

示式の工程0思と1鳴の間に本分岐が入る。示式の文面は変更しない。示式の中断(応段階、鳴へ戻す)と本分岐(示の前)は別系統

  • 成立判定=示式1鳴の判定(許が判定可能な文で書け、定め手と優先順が定まる)
  • 前提化=示式十項2への記載(前提と破れの帰結)
  • 探索型=示式適用例の定め(成果物=差分の収集)
  • 反復の記録=示式5録で差分として記す
VIII · Self-Application

自己適用

本書の作成は本分岐の反復を経る。成立判定=廿式との無矛盾、かつ各規則が判定可能な文であること。

幅を割る改定(廿式と矛盾する改定)は絶であり、本書は同一構造で再開しない。

IX · Update Rules

更新規則

  • 位置・規則・分岐・効果・適用例・対応・構成式:固定
  • 事例:周回毎に追記。
  • 昇格:同型の差分が複数周回で再現した場合のみ、規則の注記へ反映(継)。

事例 一・新しい木の設計(こっこゲーム) ── 分岐を回さず思→鳴を通過した記録。

  • 周回:新しいこっこゲームの設計(応=遊べるHTML)。
  • 差分:成立判定文・反復の上限を書かず、示式の工程を経ずに思→鳴を通過し実装(応)へ降りた。三経路(成立・思戻り・打切り)の判定を一度も試行していない。本分岐は発動していない。
  • 原因:本分岐を回す工程が、実行される手順(畜学の設計節・思考学 巻一)に無かった。本分岐は示式の工程0思→1鳴に付くが、示式を経ない設計は本分岐の住む場所を持たない。
  • 対策:畜学の設計節・思考学 巻一に、新しい木の前に示式を回し、0思→1鳴で本分岐を判定する停止付き工程を追記した。成立判定文・反復の上限・通過経路の差分の三つが書けるまで木へ降りない。三つが揃わない状態は幅の未確定=判定不能(規則2)。
  • :規則の注記への昇格は、次周回で同型が再現した時に判定する。次周回で本分岐が発動したか(成立判定文と上限が書かれ、通過経路が差分に残ったか)を事例に記す。
X · Composition

構成式

鳴分岐 = 思 ⇄ 鳴(上限付き) → 示 成立 → 示 | 中央の新規素材 → 思 | 外部依存 → 前提化か探索型 | 消尽・上限 → 前提化か探索型 鳴 = 確定の成立。不成立の試行 = 思の継続
XI · Lineage

廿式・示式との関係

Lineage — Kernel & Procedure

鳴分岐は廿式に従属し、廿式の語を再定義しない。
設計書を作り回す示式の、思と鳴の間に入る分岐である。