I · The Branch
思から鳴への分岐
In One Line鳴分岐は──思→鳴の遷移に分岐を定める。位置・規則・分岐・効果・対応は不変。更新対象は事例のみ。
鳴分岐は固定構造である。位置・規則・分岐・効果・適用例・対応・構成式は不変。更新対象は事例のみ。昇格を経た注記でのみ規則に反映する。
廿式に従属する。廿式の語を再定義しない。消尽・打切り・前提化・探索型は本書の局所語である。
対象は五式が稼働する全ての衡の全周回。中央(思→鳴)のみを扱い、示以降は扱わない。
思
未成形
鳴
確定の成立
示
外部への指向
II · Position
位置 — 廿式との対応
鳴は確定の成立でのみ数える。不成立の試行は思の継続であり、五式の逆行でない。本分岐は周回内の反復であって、継でも赦でもない。
- 鳴は確定の成立でのみ数える。不成立の試行は思の継続であり、五式の逆行でない。
- 本分岐は周回内の反復。継でない(差分を伴う次の認への遷移でない)。
- 本分岐は赦でない。赦は循の成立後、乱からの復帰。本分岐は許の確定前の反復。
- 器のみ=認(0 < 1)。本分岐は 0 < 1 の内で働き、確定の成立で 1 へ向かう。
- 上限到達後、打切りの選択が行われない状態は衡停止に相当。構造実体は維持、外部入力で再開可。
- 幅を割る場合は絶に従う。同一周回での再開なし。
III · Rules — Fixed
規則(固定)
六の規則。反復には上限を記す──上限なき反復は幅の未確定であり判定不能。
- 成立の判定は適用先が判定可能な文で定める。定められない場合は打切り事由(探索型へ)。
- 反復の上限(回数または期限)を幅の内に記す。幅の破れに先行して打切るため。上限なき反復は幅の未確定であり判定不能。
- 「認の全言語化」を判定に用いない。認は 0 < 1 であり、未確定の列挙は不能。思変の矛盾は観測では循と判別できない。
- 応でのみ確定する値は反復で消尽しない。前提化か探索型へ送る。判定:応を経ずに判定可能な文へ書けるか。
- 反復の回数・打切りの別は差分に含める。次周回の上限設定の素材となる。
- 解釈・比喩・感情語を用いない。
IV · Three Paths
分岐(三経路・判定必須)
成立の判定を試行し、結果で分岐する。三経路は不変。
成立→ 示へ
確定 → 示へ。初回成立の場合、追加費用は判定一回分。分岐は通過。
思戻り→ 思へ再試行
不成立、かつ試行中に中央で確定可能な新規素材が発生 → 素材を思へ加え再試行。外部依存の素材は思へ戻さず前提化か探索型へ。
打切り→ 二択
不成立かつ新規素材なし(消尽)、または上限到達 → 二択。選択の担い手を事前に定める。
前提化:不足の値を前提として幅に記し、破れの帰結(赦の経路か絶か)を付して成立させる。
探索型:応を差分の収集と定めて成立させる。
V · Effect
効果(成立条件)
反復が費用を下げるのは中央起因の差分に限る。外部依存の差分では逆転するため、規則4で除外し上限で打ち切る。
中央起因
(示以降の往復費用)>(反復の追加費用)のとき費用が下がる
外部依存
反復を適用すると逆転する。規則4で除外し、上限で打ち切る
到達点
検出可能な未言語化の消尽であり、誤差零でない。応起因の差分は継で次の認へ渡る
VI · Universality
適用例(普遍性の確認)
中身は毎回異なる。分岐の三経路は不変。
| 項 | 誕生日会 | アプリ開発 | 旅行計画 | 調査 |
|---|---|---|---|---|
| 成立判定 | 予算・日付・出席の条件が文になる | 要件が受け入れテスト文になる | 必須訪問地と移動上限が文になる | 問いが比較可能な文になる |
| 思戻りの例 | 聞き取りで新要望 | 打合せで新要件 | 同行者の新条件 | 下調べで新観点 |
| 外部依存の例 | 会場の空き→前提化 | 外部APIの仕様→前提化 | 運行→前提化 | 資料の入手可否→前提化 |
| 上限 | 招待発送日 | 仕様凍結日 | 予約期限 | 調査開始日 |
| 打切り後 | 仮会場を前提化 | 凍結時点の要件で成立 | 候補地を探索型に | 問い立てを探索型に |
VII · With Shishiki
示式との対応
示式の工程0思と1鳴の間に本分岐が入る。示式の文面は変更しない。示式の中断(応段階、鳴へ戻す)と本分岐(示の前)は別系統。
- 成立判定=示式1鳴の判定(許が判定可能な文で書け、定め手と優先順が定まる)
- 前提化=示式十項2への記載(前提と破れの帰結)
- 探索型=示式適用例の定め(成果物=差分の収集)
- 反復の記録=示式5録で差分として記す
VIII · Self-Application
自己適用
本書の作成は本分岐の反復を経る。成立判定=廿式との無矛盾、かつ各規則が判定可能な文であること。
幅を割る改定(廿式と矛盾する改定)は絶であり、本書は同一構造で再開しない。
IX · Update Rules
更新規則
- 位置・規則・分岐・効果・適用例・対応・構成式:固定。
- 事例:周回毎に追記。
- 昇格:同型の差分が複数周回で再現した場合のみ、規則の注記へ反映(継)。
事例 一・新しい木の設計(こっこゲーム) ── 分岐を回さず思→鳴を通過した記録。
- 周回:新しいこっこゲームの設計(応=遊べるHTML)。
- 差分:成立判定文・反復の上限を書かず、示式の工程を経ずに思→鳴を通過し実装(応)へ降りた。三経路(成立・思戻り・打切り)の判定を一度も試行していない。本分岐は発動していない。
- 原因:本分岐を回す工程が、実行される手順(畜学の設計節・思考学 巻一)に無かった。本分岐は示式の工程0思→1鳴に付くが、示式を経ない設計は本分岐の住む場所を持たない。
- 対策:畜学の設計節・思考学 巻一に、新しい木の前に示式を回し、0思→1鳴で本分岐を判定する停止付き工程を追記した。成立判定文・反復の上限・通過経路の差分の三つが書けるまで木へ降りない。三つが揃わない状態は幅の未確定=判定不能(規則2)。
- 継:規則の注記への昇格は、次周回で同型が再現した時に判定する。次周回で本分岐が発動したか(成立判定文と上限が書かれ、通過経路が差分に残ったか)を事例に記す。
X · Composition
構成式
鳴分岐 = 思 ⇄ 鳴(上限付き) → 示
成立 → 示 | 中央の新規素材 → 思 | 外部依存 → 前提化か探索型 | 消尽・上限 → 前提化か探索型
鳴 = 確定の成立。不成立の試行 = 思の継続