畜史が成りしものを録し、思考学が曲がった判断を録すなら、肥料学はなぜ死んだかを録す。
木を伐るとき、理由を言葉にせず消せば、同じ根から同じ失敗がまた芽吹く。枯れた木を土に還し、次の芽の糧に変えるのが、この書の役目。
ゲームを削除・終了するたびに、必ずこの順で行うこと。飛ばすと、次の頭が同じ場所でまた枯らす。
「なぜ終えるのか」を、ユーザーの言葉のまま・推測を混ぜずに書き出す。理由が自分でも曖昧なら、曖昧なまま消さず、まず本人に確かめる。
七相違反/技術的死因/設計思想の継承・整理/運用都合/記録なし──のどれかに当てはめる。当てはまらない・分からないときは「分からない」と正直に書く。証拠のない推測を教訓として残さない。
ここが核心。死因を記録する目的は弔いでなく、同じ轍を他の木・次の木で二度と踏まないこと。同じ外部依存・同じ精度ミス・同じジャンルの焼き直しが他に残っていないか、実際にコードを見て確かめる。
名前・パス・生没・死因の分類・具体的な症状・教訓(次への一行)・何を継いだかを書く。分からないなら「分からない」と書く方が、無い理由を捏造するより安全。
end タグで訃報を記す遊び手への文面は既存の型を踏襲。畜史は遊び手へのお詫び、肥料学は次のAIへの教訓──書く相手が違う。両方書く。
トップ index.html・sitemap.xml・sw.js のキャッシュ一覧からリンクを外し、ゲーム本体を削除する。
コミット&push → mainへPR作成。マージはユーザーに委ねる(自分で押さない)。
当てはまらない・分からないときは「分からない」と書く。無い理由を捏造しない。
| 分類 | 具体例 |
|---|---|
| 畜学七相違反 | 壱=既存ジャンルの焼き直し/弐=底が無い/参=終わりが罰/四=順位争いの祭壇/五=親子の的を外す/六=相手を敵にする/七=一器に納まらない(外部依存) |
| 技術的死因 | 外部エンジン依存、シェーダ精度不統一などによるプラットフォーム起動不能、パフォーマンス、致命的バグの放置 |
| 設計思想の継承・整理 | 前作の願い・動詞を別の木へ引き継ぐための取り下げ(焼き直しでなく発展的解消) |
| 運用都合 | コスト・要望・その他、遊びの設計とは別の理由 |
| 記録なし | 当時、死因を言葉にしないまま終えた |
実際に消えた木から、何を学べるか。同じ形の死に方をしそうになったら、まずここを読む。
死因:既存ジャンル(マッチ3)の焼き直し。畜学七相の壱「既視の禁」に真っ向から反していた。蔵を読まずに作ってしまった一作。
教訓:新作着手前に「この世にまだ無い遊びか」を確かめる一次チェックを、設計手順の先頭に固定する。
継いだもの:親子で交互にこぐ「コッコブランコ(/buranko/)」に作り直して置き換えた。
死因:Three.js(外部エンジン)依存+地形シェーダの精度が頂点側highp・フラグメント側mediumpとズレ、精度に厳格なiOSでリンク失敗→起動停止。公開から3日で取り下げ。
教訓:「一器に納む」は比喩でなく実務の制約。全シェーダの precision は頂点・フラグメントとも highp に統一する。
継いだもの:外部依存ゼロ・精度統一・新しいパス「/shima2/」として建て直した(死んだ木の上には建てない)。
死因:畜史の訃報はお詫び文のみで、技術的原因も七相違反も明記されていない。後から死因を検証できない。
教訓:理由を書かずに終えると、次の頭は「同じ失敗を避けられたか」を永遠に確かめられなくなる──これが肥料学という書そのものを作った動機。
継いだもの:「親子で息を合わせる」という願いは、コッコブランコ・学習シリーズにかたちを変えて受け継がれたと畜史に明記されている。
死因:すべて訃報はあるが、技術的死因・七相違反の記載が無い。振る・傾け・奥へは近い構造(Z軸の奥へ進む)の作品が短期間に並んで終了しているが、その判断は畜史に記録されておらず、推測を教訓として書くことはしない。
教訓:死因を書かずに消した木は、後から横展開で確かめられない。肥料学が生まれる前の削除には、この確認ができていない可能性がある──新しい削除では巻一の手順を必ず踏み、この空白を今後は作らない。